鉄骨階段が錆びやすい理由とは?構造と環境から見る劣化の仕組みとは?

雨と湿気を受け続ける設置環境

 アパートやマンションでよく見かける鉄骨階段は、建物の中でも特に錆が発生しやすい部位です。
今回は、鉄骨階段がなぜこれほど錆びやすいのかについて、構造・環境・施工の観点から専門的に解説します。

鉄骨階段が屋外に設置されていることは、錆が発生しやすい最大の要因の一つです。
常に雨や湿気、結露の影響を受ける環境にあり、屋根が付いている場合でも、風を伴った雨は防ぎきれません。
特に踏板の裏側や段板と側板の取り合い部分、手すりの支柱まわりなどは、水が当たりやすいだけでなく、一度濡れると乾燥しにくい形状になっています。
この「濡れる時間が長い」という条件が、鉄部の腐食を進行させます

さらに、鉄骨階段は構造的に水が溜まりやすい部材で構成されています。
角パイプやチャンネル鋼、プレートを溶接して組み立てられていることが多く、接合部や内部に雨水が侵入すると、外へ抜ける逃げ道がないケースも少なくありません。
この場合、表面はまだ軽度の錆に見えても内部では腐食が進行していることがあります。
鉄部の錆は内側から進行することも多く、気付いた時には強度低下が始まっている場合もあります。

また、鉄骨階段は人が毎日使用する設備であることも、錆を進行させる大きな要因です。
踏板は靴で擦られ続け、手すりは手垢や汗が付着しやすく、物をぶつけることも少なくありません。
こうした日常的な摩耗によって塗膜は徐々に薄くなり、鉄素地が露出しやすくなります。
塗膜が切れた箇所から水分と酸素が入り込み、そこを起点として錆が広がっていきます。

鉄部塗装において重要なのが、下塗りに使用する錆止め塗料の役割です。
錆止め塗料は、鉄と水分・酸素を遮断することで腐食を防いでいますが、紫外線や雨風にさらされ続けることで、徐々に性能が低下していきます。
特に鉄骨階段は、日照・風雨・湿度の影響を強く受けるため、錆止めの劣化が始まると、錆の進行が一気に早まる傾向があります。
そのため、鉄骨階段では「錆止めが効いているかどうか」が寿命を大きく左右します。

錆を放置すると、見た目の問題だけでなく、鉄が腐食して痩せていき、踏板の強度低下や穴あきといった深刻な状態に発展することもあります。
階段は人の荷重が直接かかる部分であるため、安全面の観点からも注意が必要です。

鉄骨階段は構造的に錆びやすいからこそ、定期的な点検と塗装による保護が重要になります。
適切なケレン作業で錆や旧塗膜を除去し、錆止め塗装を行ったうえで上塗りを重ねることで、
鉄部を長期間保護することが可能になります。
症状が軽いうちに手を入れることで、大掛かりな補修や交換を防ぐことにもつながります。

鉄骨階段の錆や劣化が気になる場合は、外壁塗装と同じタイミングで点検・補修を行うことで、
足場を共用でき、結果的にコストを抑えることも可能です。

外壁塗装・屋根工事専門店 塗り替えかがやきでは、外壁だけでなく、鉄骨階段や付帯部まで含めた診断とご提案を行っておりますので、気になる点がありましたらお気軽にご相談ください

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