塗装だけでは補えない役割!長尺シートとは!?

長尺シートは防水材ではない?

 アパートやマンションの共用廊下や階段を見ていると、コンクリートではなく、きれいなシート状の床材が施工されている建物を見かけることがあります。
この床材が「長尺シート」です。
リフォーム工事では、「防水工事をしたあとに長尺シートを施工します」と説明することがありますが、「なぜ塗装だけではダメなの?」「長尺シートにはどんな役割があるの?」と疑問に思われる方も少なくありません。
そこで今回は、長尺シートの特徴やメリット、塗装との違いについて詳しく解説します。

長尺シートとは、塩化ビニル樹脂でできたシート状の床材です。
一般的なクッションフロアよりも厚みがあり、耐摩耗性・耐候性・防滑性に優れているため、アパートやマンションの共用廊下、階段、ベランダ、商業施設など、人の出入りが多い場所で数多く採用されています。

長尺シートの大きな特徴は、歩行による摩耗に非常に強いことです。
共用通路は毎日多くの人が歩き、雨の日には水がかかるため、塗装だけでは表面が摩耗して劣化が早まる場合があります。
長尺シートを施工することで床面を保護し、美しい状態を長期間維持しやすくなります。

また、防滑性にも優れていることから、安全性の向上にもつながります。
表面には細かな凹凸加工が施されている製品が多く、雨の日でも滑りにくいため、転倒事故のリスクを軽減できます。
特に階段や共用廊下では、この性能が非常に重要になります。
さらに、長尺シートは防水工事との相性が良い仕上げ材でもあります。
例えばウレタン防水を施工しただけでは、防水性能は確保できても歩行による摩耗で防水層が傷みやすくなります。
そのため、防水層の上から長尺シートを施工し、防水層を保護することで耐久性をさらに高めることができます。

ただし、長尺シートはシートを貼れば完成というわけではありません。
施工前には下地のひび割れや凹凸を補修し、床面を平滑に整えることが重要です。
下地に段差や不陸(凹凸)が残っていると、その形がシート表面に現れてしまい、見た目だけでなく接着力の低下にもつながります。
そのため、下地調整は長尺シート工事の品質を左右する重要な工程です。
また、施工後はシート同士の継ぎ目や端部を丁寧に圧着し、水が入り込まないよう仕上げていきます。
この細かな作業によって、防水性能と耐久性を長期間維持することができます。

「床だから何でも同じ」と思われがちですが、使用する材料によって耐久性や安全性、メンテナンス性は大きく異なります。
建物の用途や人の往来の多さに合わせて最適な仕上げ材を選ぶことが、建物を長持ちさせるポイントです。

リフォームかがやきでは、防水工事から長尺シート施工まで一つひとつの工程を丁寧に行い、美観だけでなく耐久性や安全性にも優れた施工をご提供しています。
共用廊下や階段の劣化が気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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