なぜ下塗りは透明・白・色付きがあるのか?塗料によって使い分ける理由とは!?

白色の下塗り材で塗装したモルタルの外壁

下塗りの色が違うのはなぜ?

 外壁塗装のお見積りを見ると、「シーラー」「プライマー」「フィラー」など、さまざまな下塗り材の名前が記載されています。
また、実際の施工現場を見ると、透明な下塗りを塗っていることもあれば、白色や上塗りと似た色の下塗りを使用していることもあります。
「下塗りなら何色でも同じでは?」と思われる方も多いですが、実は透明・白・色付きにはそれぞれ明確な役割があり、外壁の状態や仕上げる塗料に合わせて使い分けられています。
今回は、下塗り材の色の違いと、その役割について詳しく解説します。

塗装の大事な工程下塗り!下塗りに使用する”下塗り材”と”その種類”とは?
シーラーについては以前にも解説があります↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑

まず透明の下塗りは、シーラーと呼ばれることが多く、劣化した外壁へ深く浸透し、下地を固めることが主な目的です。
紫外線や雨風によって傷んだ外壁は表面が粉状になっていることがあり、そのまま上塗りをしても塗料が十分に密着できません。
透明シーラーは外壁内部へ浸透し、脆くなった下地を補強しながら吸い込みを抑える役割があります。
そのため、窯業系サイディングやモルタル外壁など、下地の劣化が進んでいる建物で多く使用されます。

一方、白色の下塗りはフィラーやサーフェーサーと呼ばれる材料であることが多く、浸透させるだけではなく、表面を平らに整える役割があります。
モルタル外壁に細かなヘアークラック(髪の毛ほど細いひび割れ)がある場合や、下地に多少の凹凸がある場合は、粘度の高い白い下塗り材で傷を埋めながら平滑な下地をつくります。
また、白色にすることで上塗りの発色が良くなるというメリットもあります。
例えば、ベージュやアイボリー、淡いグレーなどの明るい色を仕上げる場合、下地が白い方が少ない塗膜でも均一に発色しやすく、美しい仕上がりにつながります。

そして近年増えているのが色付きの下塗りです。
色付き下塗りは、上塗りと近い色に調色されており、上塗りとの色差を少なくする目的があります。

例えば濃いグレーやブラック、ネイビーなどの濃色を仕上げる場合、白い下塗りでは上塗りを重ねても下地が透けやすく、塗りムラが目立つことがあります。
そのような場合は、あらかじめ近い色の下塗りを使用することで、色ムラを抑えながら均一な塗膜を形成しやすくなります。
また、メーカーによっては専用の遮熱塗料やフッ素塗料に適した色付き下塗りを指定している場合もあり、塗料本来の性能を発揮するためにも重要な工程となっています。

つまり、下塗りは単に「接着剤」の役割だけではありません。
下地を補強する、ひび割れを埋める、吸い込みを抑える、上塗りの発色を良くする、塗膜の厚みを確保するなど、さまざまな役割を担っています。
そのため、建物の状態や使用する仕上げ材によって最適な下塗り材を選定することが、高品質な外壁塗装には欠かせません。

「どんな下塗り材を使うか」は、完成後には見えなくなる部分です。
しかし、塗膜の寿命や美しい仕上がりを左右する最も重要な工程の一つでもあります。

リフォームかがやきでは、建物の外壁材や劣化状況、仕上げ塗料との相性を十分に確認し、その現場に最適な下塗り材を選定しています。
見えなくなる工程だからこそ妥協せず、一棟一棟に合わせた施工を行っています。

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